刺青(タトゥー)はファッションを超えた究極の自己表現だと評価する文化が存在します。
アクセサリーや洋服のように身体の外に沿うアイテムではなく、自らの肉体が表現の主体になるからです。
これまで日本人の場合は人口の2%程度しか刺青(タトゥー)を施していませんでした。
しかし近年では20代、30代を中心にタトゥーサロンやタトゥースタジオを利用する人々が増えつつあるようです。ただし、そのほとんどが後悔すると言われており、刺青(タトゥー)を消す「刺青除去(タトゥー除去)」という外科治療の需要がどんどん拡大しているところです。
タトゥーサロン、タトゥースタジオが集中する大都市圏でこの傾向が顕著に見られます。日本全国の交通網が集約する土地では、刺青(タトゥー)を露わに闊歩する通行人の姿は珍しくありません。
例としては、東京の新宿などが代表的です。刺青(タトゥー)を入れる人が多い地域ほど、刺青除去(タトゥー除去)を必要とする人も多くなってきているのです。
デザインを失敗しても治療を受ければ刺青(タトゥー)は消せます。
刺青(タトゥー)を入れた過去そのものを忘れたくなった時にも、刺青除去(タトゥー除去)治療を受ければいい、というわけです。
その知識の普及が刺青(タトゥー)に対するハードルを下げ、より身近なものにしたとも考えられます。とはいえ、残念ながら現代医学も決して万能ではありません。刺青除去(タトゥー除去)を行えば見た目はもとに戻るとしても、身体への影響は残ります。
もしこれから刺青(タトゥー)を入れたいと考えていらっしゃる方は、これからご紹介する健康リスクを踏まえ、ご自分の行く末を改めて想像してみていただきたいと思います。
肝臓病にご注意を!刺青(タトゥー)の仕組みと身体への影響

有名人の刺青(タトゥー)は何かと話題になるものですよね。とりわけスポーツ選手の刺青(タトゥー)に関しては、ファンだけではなく医療関係者からも注目されています。
その証拠に、2018年にはサッカー選手のパフォーマンスに刺青(タトゥー)がどのように影響するかという話題が度々報道されました。
曰く、刺青(タトゥー)を入れることで選手のパフォーマンスが劇的に低下するというのです。理由は発汗機能の低下、腎機能の低下などが指摘されてきました。
刺青(タトゥー)は意図的に身体に傷をつけ、真皮層にインクを注入し、色素を定着させる身体装飾技術です。何を使って肌に傷をつけるか、どんなインクを注入するかによって危険性が変わってきます。衛生管理が万全でない器具を使えば、それだけでB型肝炎などに感染する可能性すらあるのです。
また、よく問題になるのが、重金属を含むインクを使用した刺青(タトゥー)です。
真皮層に注入されたインクの大部分が体液に流れ込み、肝臓で代謝されます。そのまま体内に取り入れてしまうと毒になるので、肝臓がそれはもう頑張ってインクの成分を分解し、解毒しようと働き続けます。
毒素を血管に直接注入したようなものです。それでは、通常ではありえないほどの負荷がかかった肝臓は、その後どうなるでしょうか?
疲弊した肝臓は炎症が起こりやすく、慢性的な炎症は肝機能低下や、ひどい場合には肝硬変などの重篤な症状につながります。そして、もしインクに重金属が含まれていたとしたら、この時にさらなる問題が生じるのです。
インクに含まれる重金属は、病院で使用されるMRI(磁気断層画像診断)などの検査機器のエラーや、刺青(タトゥー)部分の皮膚のやけどなどを引き起こします。重篤な症状に対しては複数の画像診断で病巣の位置や大きさといったデータを収集する必要があり、検査の種類に制限がかかると治療に支障をきたすケースも出てくると覚悟しておくべきでしょう。
このために、刺青(タトゥー)を入れている人物からの要望に対し、病院が検査や治療を拒否する場合もあります。
刺青、タトゥー、アートメイク……名前に騙されないで!

日本では刺青にさまざまな呼称が展開しています。刺青、刺青、タトゥー、アートメイク。刺青についてはもともと「しせい」と読まれていましたが、現在ではこれも「いれずみ」という読み方が一般的です。
刺青、例えば、刺青、アートメイクはすべて同じものです。
タトゥーと刺青は違うと主張する人々、アートメイクは刺青とは違うと主張する人々もいます。来歴を見れば多少の差異はあるかもしれません。
「アートメイク」など、もはや「刺青」とは程遠い印象のネーミングですよね。しかし、いずれも単純に考えて皮膚に傷をつけ、インクを注入する同一の技術です。
どんな名称であれ、この技術には必ず先ほどご紹介したリスクが共通していることを覚えておいてください。
どうしても刺青(タトゥー)を体験してみたい場合は
熱意は時としてリスクを忘れさせます。精神が柔軟な若い人々ほど有名人の刺青(タトゥー)に惹かれやすく、あこがれを募らせて行動に移しがちです。
絶対に後悔しない保証があるならそれでもいいでしょう。
絶対に自分の意思は変わらない、決して誰にも迷惑をかけないと保証できるなら、若さのままに突き進むのもいいでしょう。
入れた当初は「絶対に後悔しない」と高ぶっていた気持ちも、自分では信念だと感じていた思いも、刺青(タトゥー)という形になって時を経るうちに変わっていくことも多いものです。
どうしても刺青(タトゥー)を入れたい。どうしても自分の身体に思いを刻み込みたいという熱意が収まらない方には、本格的に針を刺す刺青(タトゥー)ではなく、皮膚の表面にインクを染め付ける「ヘナ」をおすすめします。
「ヘナ」にはインクを定着させるための待機時間が必要ですが、皮下にインクを注入する本格的な刺青(タトゥー)と比べればはるかに安全ですし、図柄は自然に薄れ、その後は別のデザインを楽しめます。
消したい刺青(タトゥー)には刺青除去(タトゥー除去)を
刺青(タトゥー)を入れて後悔している方、デザインを変えたい方、消したい方は、ぜひ新宿中央クリニックの刺青除去(タトゥー除去)をご検討ください。
当院が自信をもってご提供している刺青除去(タトゥー除去)の手法は4種類ございます。
レーザーによる除去治療、手術による除去治療、2種類のレーザーによる組み合わせ除去治療、再生治療を組み合わせて速やかな回復を目指す除去治療からお選びいただけます。
このところ特に人気なのが最後の選択肢、再生治療を組み合わせたタイプの治療方法です。
再生治療としては血小板由来の成長因子を利用するPRP、自己由来の真皮細胞を使用するリジェネレラ、ディスクライブシートなどをご提供しております。
この中でもとりわけ合理的で、効果の高い再生治療がリジェネレラです。真皮組織の細胞を特殊な機械で処理すると、術後の傷跡をよりきれいに回復させる注入液になります。
リジェネレラが気になった方、ご興味がおありの方には、新宿駅からアクセスしやすい新宿中央クリニックが情報を提供しております。お気軽にお問い合わせください。