傷跡修正
傷痕は、お一人お一人大きさは大小様々です。1回の治療でできる場合もありますし、複数回に分けて治療を行わないといけない場合があります。
また、傷痕はその傷の深さや部位にもよって治り方も異なります。基本的には綺麗に消えて見えなくなる治療ではありません。
しかし、傷痕の場所や大きさによっては、非常に大きなコンプレックスの原因になってしまいます。そんな傷痕を様々な治療方法でわかりずらい状態にさせていただき、患者様のお悩みを少しでも軽減させていただけるお手伝いをさせていただければと思います。





レーザー治療


eCO2 EVOLUTION(Co2フラクショナルレーザー)治療
eCO2(エコツー)EVOLUTION(Co2フラクショナルレーザー)とは、日本や韓国など東洋人の肌に適した美容医療機を開発しているルートロニック社のフラクショナルレーザーになります。
レーザー照射により、皮膚表面にミクロ単位の穴を開け、肌の入替えと皮膚再生を促進させる治療になります。照射によって皮膚表面に開いた微細な穴が治癒する際に、皮膚が収縮することで傷跡をぼかしたり、凹みを縮めることができます。
1回の治療につき5~20%の皮膚を入れ替えていきますので、根性焼きやリストカット、妊娠線、その他の傷跡も治療を重ねるごとに徐々に目立たなくなっていきます。治療後は、3日間ほど赤みがでることはありますが、ダウンタイムはほとんどありませんので日常生活にほぼ支障はありません。
フォトフェイシャル(IPL)
フォトフェイシャルの治療は、皮膚にIPL(Intense Pulsed Light)という特殊な光を当て、肌の表面の黒、赤といった「色」に反応し取り除きます。
IPLの波長は肌の内側の深層部まで浸透し、真皮層と呼ばれている層まで達します。その真皮層にある線維芽細胞という細胞をIPLの熱で刺激する事によって、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を促します。
幅広い波長の光を傷跡に照射する事で、皮膚を活性化し、肌を傷つけずに色素沈着や傷跡の赤みなどを改善していきます。
Picoレーザー
Picoレーザーは。傷に異物が混入して、その異物を除去しきれない状態で傷が治ってしまい、その異物が真皮内に残ってしまう事によって色素沈着をおこしてしまう「外傷性刺青」をレーザー治療で行う場合効果的なレーザーになります。
傷跡を残さずに色素のみを安全に破壊しますので、周囲の正常な皮膚を傷つける事はありません。
切除術
傷跡(瘢痕)を切除し縫い合わせる治療になります。単純に切除縫合すると言っても、美容外科専門医の縫合方法は特別です。
切除する範囲や形状によっては、皮膚が引きつらないようにZ形成術やW形成術という方法を用いて、拘縮(ひきつれ)の予防も考えたりして、お一人お一人の状況に合った縫合方法で対応させて頂いています。
※同時に切除した皮膚でリジェネラ(肌組織再生注射)をすることで傷跡は更に目立ちづらくなります。
剥削法
剥削術による治療は、根性焼きやリストカット跡、その他の傷跡がある部分の皮膚を特殊な器具で削り取る治療です。
治療後の傷跡は、火傷の跡のようになり、3ヶ月~半年ほどで赤みが引いていき、時間がたつにつれて、目立たなくなっていきます。治療後はこまめに消毒して頂き、徐々に治療部位を乾燥させ肌を再生させていきます。
※同時に切除した皮膚でリジェネラ(肌組織再生注射)をすることで傷跡は更に目立ちづらくなります。
リジェネラ(肌組織再生注射)

リジェネラは、ご自身の真皮組織を注入する治療法になります。自身の組織を採取し、粉砕機で非常に小さく粉砕したものを含む懸濁液(粒子を液体中に分散させた液)を治療部位に注入・散布します。
治療部位に自身の健康な組織と成長因子を与えることで、不足している細胞を補い修復を促すことにより、傷口の皮膚の回復力を高め、より早く綺麗に治療させる事が可能になります。
ご自身の皮膚細胞(皮下組織)を2~3mm採取します。
採取した組織を特殊な機械にかけ、ご自身の肌細胞から懸濁液を作成します。
切除した傷痕や切除しきれないリストカットの傷痕に注射する事により、傷の治りを早く綺麗にする治療です。
組織の損傷をすぐに修復する事ができ、火傷などの治療にも使われる身体に一切害のない再生医療となります。
厚生労働省の承認を得ています。
リジェネラは、感染による副作用やアレルギーの報告はありません。その高い高性能と安全性が認められて、厚生労働省、アメリカのFDA、ヨーロッパのCE等の承認を得ている世界基準の肌再生治療法になります。